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☆『資源運用講座その二 使用編』
提督「よし、じゃあ次は使用編だ」
長月「了解した。確か『使いたい資源を溜める』ためにも知っておくべきだという話だったな」
提督「そう、多い資源から使用用途を逆算する方法が王道だけど、今自分が何を目的としているかの優先順位も大事だ。早く潜水艦がほしいのにボーキサイトばかり溜めてもバランスが大きく崩れるだけだからね」
長月「……一つ考えていたのだが、バランスももちろん大事だ。しかしそれを整えるために要らぬ建造や開発をしていたのでは本末転倒にならないか?」
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――とある鎮守府、艦隊司令官室
長月「司令官、最近鋼材の減りが少し早いようだぞ。他の資源と比べて現在28%の偏りがあるな。……おい、起きろ、司令官」
提督「……へ? あー……」
司令官室の片隅、立派な執務机を全く無視する形で畳が敷かれた一角。二人はそこに置かれたコタツに入って資料を囲んでいた。と言っても提督の方は先ほどまで資料を枕によだれを垂らしていたのだが。
長月「全く……そんなところで寝て風邪を引くぞ……。鋼材だ鋼材! 最近減りが早いんだ」
提督「あー大型建造最小値で回してるからな。まーまだ大丈夫っしょ?」
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「来週の分まで出しておくので、特に症状に変化が無ければまた来て下さい」
医療器具や様々な薬品の入っている薬瓶が整然と並べられたデスクの椅子に腰を掛けた男性が、手元のカルテにペンを走らせながら目の前に座る女性に落ち着いた声で告げる。
男性の年の頃は二十代の後半くらいだろうか。長身痩躯で銀縁の眼鏡をかけている。羽織った白衣も様になっていて、いかにも“医者”といった感じだ。
橙色のランプの灯りが柔らかく室内を照らしている。
どうやら、ここは大きな病院ではなく彼が個人で開業している医院のようだ。
患者の女性に少し待っているように言うと、奥に続いた部屋の戸棚から薬包をいくつか袋に入れて、彼は彼女にそれを手渡した。
「本当に助かるわ。ここは大きな街だけどウォルター先生のような腕の良い町医者は居なくて……。
それにこの地区では大きな病院で診てもらうほどのお金を持っている人も居ないから……」
これからもこの地区の人達のこと、よろしくお願いします――そう言って女性は一礼すると、彼の病院を足早に去っていく。彼は少しずつ小さくなっていく背中に「お大事に」と短く呟くと空を見上げた。空は厚く雲がかかって灰色に染まり、黄昏時の街を暗く覆い隠している。
「さて……今日の患者さんは彼女で最後のはずだけど? 急患かな?」
医院の入口の脇にある小さな茂みに人影がひとつ。
入口の扉にはランプが掛かっているが、茂みの方までは明かりが届かず、彼の立っている場所からでははっきりと姿が確認できない。
彼が声をかけると、隠れるように待っていた人影がこちらに歩み寄ってきた。
「噂通りの良い腕をしていますね。まさに医者の鑑です」
声の主は若い女性のようだが、修道士のようなローブを身に纏って、フードを目深に被っているせいか表情はいまいち伺えない。
「それで、私に何か用でしょうか? 見たところ、診療目的でもなさそうですが……?」
「そうでしたね、早速本題に入りましょう。実は先生に“看て頂きたいお客さん”が居ましてね?」
ローブの女性の含みを持たせるような言い回しの言葉を聞くと、彼の瞳が一瞬スッと鋭くなった。
「ふむ……では、詳しい話を伺いましょうか。中へどうぞ」
女性を中に招き入れると、彼は入口のランプの灯りを消して扉にしっかりと鍵を掛けた。
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先日の2/23はChaos Festival vol.14に参加してきました。
というわけで、そのレポートをお送りします。
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歌いました。
よかったら聴いて下さい。
雨上がりに咲く花は綺麗で輝いているはずだから、僕らも花のように輝いていけたら、咲けたら良いなと思います。
おまけ
ご無沙汰しております、こまくさです。
まだまだ寒い季節まっただ中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、今年初のイベント参加が今月末、函館にて控えておりますゆえ、
今更ですがもちょもちょと告知しておきたいと思います。
今回参加するのは、「Chaos Festival vol.14」です。
サークルカットはアロルノさんからご提供いただきました、「ささめきの唄」より佐伯くんです。
日時:2/23(日)11:00~15:00
場所: 函館市亀田福祉センター 2F特別室
なお、スペースNo.は「25,26」です!ヨロシクネ!
場所はおなじみ亀田福祉センターですが、今回は2階で行われますので皆様お間違えの無いように!
以下、当日の頒布予定物リストです。興味のある方はご参照くださいませ。
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