理想の彼女メーカー

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さて、いきなりですが皆さんに一つだけクイズを出します。





同人サークル305開発部がブログ内にて実施している、サークルのメンバーが順番に交代しながら何かしらのブログ記事を更新する毎週日曜日恒例のブログ更新企画【週代わり企画】において、いつも日付が変わる直前にギリギリになって更新することが多く、ましてやあろうことか自分の更新予定の当日になってからいきなり「皆さ~んすみませ~ん今日更新無理です~」などと言うものだからサークルの他のメンバーから反感を買い、いつお叱りの言葉を受けるのだろうと内心穏やかではないのは誰でしょう?





いつもこのブログを見てくださっている皆さんとサークルのメンバーの皆さんならもうお分かりですね?





…そう!





私です!





たふぃーです!





今回も更新が遅くなりましてすみませんでした!



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独男のグルメ 番外編

BY IN 小説 2 COMMENTS



一人暮らしをまた始めて第一に思ったのは、食事は楽しいということだ。
別に実家の料理が不味いわけではないし、しつけが厳しかったということもでもない。
しかし一人暮らしと実家、親が作る料理は一つ決定的な違いがある。

メニューの自由度だ。

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紗季のほのぼの事務所ライフ ~キャラ創りコラム:得意分野を生かしたキャラ創りとステレオタイプの注意点!~

BY IN 小説, 週代わり企画 0

 

昨晩から降り続いていた雨は朝方に止み、地面に出来た水溜まりが雲の広がるきれいな青空を映し出している。
事務所の窓から、歩道の脇に植えられた街路樹の葉にわずかに残った雨粒が陽の光を受けてキラキラと輝いているのが見える。
外から感じられる暖かな春の陽気に誘われるように窓を開けると、紗季はゆっくりと伸びをしながら息を吸い込んだ。

「う~ん、暖かくて気持ちいい。春のぽかぽか陽気は良いですね~」

外の景色を見ながらしみじみとそう言った紗季に、ソファーに寝転がっている影が同じくしみじみとした調子で答える。

「そうだねぇ。しかし、こう穏やかだと何も事件が起きなさそうで、僕としてはちょっと退屈かな?」

「ふふふ、探偵さんが言うと何だか妙にしっくり来ますね。でも、平和が一番ですよ、やっぱり」

窓の外からは通りを行き交う車の音や人々の話し声が聞こえてくる。
穏やかな天気のせいか、道行く人達の雰囲気もどことなく平和な感じがするから不思議だ。

「あっ、春といえば花見の時期もだんだん近づいてきてるんですね。今年はみんなでお花見行けるかな?」

「そういえば、紗季ちゃんは去年そんな事も話してたね。近々、ハロウィン・パーティーの時に御一緒した商店街のみんなにも聞いてみようか?」

「良いですね、誘っちゃいましょう♪ 遥にはわたしから声掛けておきます」

今から楽しみですね、などと話していると、鑑が再びしみじみとした表情になる。そして、何か思いついたかのように――

「花見でふと思い出したんだけどさ、『狂い咲きの桜の下には死体が埋まってる』って言うよね?
狂い咲きじゃなくても死体が埋まってくれてればいいのに。そうすればきっと僕の元にも事件解決の依頼が……」

紗季が窓枠にガクッと肘をついた。

「ぽかぽか陽気の平和な日になんてこと言うんですか! せっかくこのコラムにもピッタリのほのぼのした空気だったのに!」

「あぁ、すまない。僕に流れる探偵の血が平和な空気をどうも好まなくてね…………ん? 『このコラム』って一体どういう――」

「あー! 何でもないです! それよりもそろそろお茶の時間にしませんか!? 探偵さんも疲れてきたでしょう!」

鑑の疑問を遮るように紗季が慌てた様子で提案する。

「えっ……? え~と、僕は特に何もしてなかったし、まだ休憩は取らなくても――」

「いいえ! 自分でも気付かないだけで、とっても、とっても、疲れてるんですよ! 探偵さん!」

「あっ……そ、そうなのか?……わかったよ、休憩にしようか」

普段の雰囲気とは全く異なる紗季の迫力に圧倒され、困惑気味の鑑は休憩に入ることを承諾する。

「探偵さんは飲み物何にします? いつも通りコーヒーで良いですか? 良いですよねっ!」

一方的に会話を進めると、紗季は鑑の返事も聞かない内に足早にキッチンの奥に引っ込んでしまった。

 

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