リーナ「音ゲーアイドルになりました!」

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左のリーナが好きなのでSSを書いてました。
2chにうpる予定なので、感想とか何かあったら教えてください。
あとぽっぽちゃんは文中のネタがまだまだ足りない感じなんで音ゲーネタ思いついたら教えてください。


……長いですよー



夏樹「よぉダリー、ちょっとこの曲聴いてみろよ」

リーナ「ん、いいよー」

~~~♪ BGM:Fire

リーナ「なつきち……これいいよ……凄いロックだよ……」

夏樹「だろぉ? Youtubeでたまたま見つけてよー。普段聴いてるのとまたちょっと違うけどこういうロックもいいよな!」

リーナ「うん! でもこれギターとドラムの疾走感がヤバいね! こう、ギューンって!」

夏樹「(ぎゅーん?) だよな!」ワイワイ




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P「~~~♪(口笛)」

リーナ「あっプロデューサー!」

P「おお、リーナに夏樹。相変わらず二人でロック談義か」

夏樹「おうよ!何ていったってロックはアタシたちの」

リーナ「生きがいですから!」

P「そ、そうか」

リーナ「そうだ!プロデューサーもコレ聴いてみてくださいよ!すっごくカッコイイんですよ!」

P「どれどれ……(リーナのヘッドフォン、あったけぇ)」

~~~♪

P「おっ。これ『FIRE』じゃないか」

夏樹「プロデューサー知ってんのか!?」

P「知ってるも何も、俺らからしたら超有名曲だからな」

リーナ「さすがプロデューサー!ロックです!」

P「まぁな!しかしお前らがまさか泉さんの曲を聴いてるとは思わなかったぞ」

夏樹&リーナ「イズミ……さん?」

P「あれお前らコンポーザー知らないで聴いてたのか。んじゃこれが何の曲かも知らないのか」

夏樹「あぁ、Youtubeのオススメで出てきただけだったから正直タイトルも覚えてなかった」

P「マジかよ……これはな、一時期一世を風靡したギタドラ、ギターフリークスとドラムマニアに収録されてた曲だ」

P「この『FIRE』はサウンドディレクターとして初代から関わっている泉陸奥彦(イズミムツヒコ)さんの曲でな。初代から収録されてるが未だに人気がある曲なんだ。このドラムが楽しくてな……」

夏樹&リーナ「」ホケー

P「っとすまない。久しぶりにギタドラについて語ったもんだから熱くなってしまった」

夏樹「なんだかよく分からないけど、とにかくこれはギタドラってゲームの収録曲なんだな」

P「そういうことだ。他にもこれに勝るとも劣らない素晴らしい曲が収録されてるぞ」

リーナ「プロデューサー、ギタドラってどういうゲームなんですか?」

P「良い質問だ。簡単に言ってしまえばギターとドラムのシミュレーションゲームだ。ギターを弾いてる、ドラムを叩いてる気持ちになれる素敵なゲームだぞ。ギターとドラムでセッションすればバンド感覚も味わえる」

リーナ「そんなゲームがあったんですね……」

P「お前らの年代じゃ知ってるか怪しいけど、DDRとかビーマニとかからできた音ゲーの中の一つだな」

夏樹「ふーん、プロデューサー詳しいんだな。結構やってたのか?」

P「まぁな……ギターは柿ネ止まりだったがドラムは最終的に銀までいった」

リーナ「は、はぁ……(よく分かんないなぁ)」

P「……!」ティン!

P「そうだ!お前らギタドラやってみる気はないか!?」

夏樹&リーナ「えっ!」

P「お前らは忙しいからなかなか楽器を練習する暇もないだろ? でもギタドラならゲーセンに行けばやれるし、それなら俺が教えることもできるからな!」

リーナ「(プロデューサーに……付きっきりで……教えてもらえる!?)」

夏樹「あぁん?アタシはべつn」

リーナ「やります! ぜひ私にギタドラを教えてください! ねっ、なつきち!」

夏樹「ちょ!」

P「よし分かった!となればゲーセンへ急げだ!」

リーナ「おーっ!」

夏樹「ちょ、ま……まぁいいか、面白そうだし」


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―ゲーセン―

P「というわけで音ゲーコーナーにやってきました」

リーナ「へー、色んなゲームがあるんですね!あの四角い箱みたいなの、オシャレですね」

P「jubeatか……あれはまた別の機会にな」

P「そうだ、お前ら二人ともギターをやるのか?」

夏樹「アタシはギターがいいな。ギャンギャン鳴らしたいし」

リーナ「じゃあ私は……(!!) プロデューサーはどっちが得意なんですか?」

P「俺か? どっちも出来るがドラムの方が得意だぞ」

リーナ「じゃあ私ドラムやります!」

P「そ、そうか。でもまぁ無理に分ける必要も無いからな」

P「ちなみにやるのはV8だ。XGはあんまりやってないから分からん。だからVシリーズ準拠でいくぞ」

夏樹「誰に向けて言ってんだ?」チャリン

P「独り言だ。よし、最初だからまず好きなように選んでみろ」

夏樹「分かったぜ。……と、どれどれ」

リーナ「あっ、これタイトルカッコイイよ」

夏樹「ん? 『Rock to Infinity』か。まさにアタシたち向けの曲だな。コレにしようぜ!」

P「なっ!それはいかーん!」デーン

P「Oh……」ウィーン ウィーン >WORNING

夏樹&リーナ「えっ ちょ」

デーン STAGE FAILED

P「はぁ……お前ら。難易度を見てから選ぼうな……」

夏樹&リーナ「何が起こったのかさっぱり分からなかった……」

P「あれは上級者がやるような曲だ。やっぱり最初は分かりやすいところからいくか。リーナ、ちょっといいか」

リーナ「!!(プロデューサーが私の手首を掴んでるっ!)」

P「つまんないかもしれないが、最初といったらコレだ。よっと」デーン

デレレレ デレレレ デレレレ デレレレ テッテーテ テッテレー ~♪

STAGE CLEAR!

P「うむ、最初はやはり『Cutie Pie』だな。最近の若いヤツは知らないから困る」

夏樹「へー、アタシの好みじゃないけど結構ギターの音がカッコよかったな」

リーナ「これくらいならまだ余裕ですね! 次はもっとロックな曲いきましょうよ!」

P「ほぉ、まだ余裕か。んじゃお前らが知ってそうなとこで……」

リーナ「(またプロデューサーに手を……///)」デーン

テレレレー テレレレー テレレー 

>午前二時 踏み切りにー ~♪

STAGE CLEAR!


P「おおクリアできたか」

夏樹「『天体観測』ならアタシらでも知ってるぜ!」

リーナ「高校の文化祭でやってる人たち見ましたよ!」

P「バンプならあとは『カルマ』も入っているし、昔は『K』とか『Sailing Day』も入ってたんだぞ。まぁそれはさておき次だ」デーン

>爪先であやす月の兎は踊り ~♪

夏樹「ちょっ おわっ」

リーナ「えっ あわわっ!」

>凛として はんなりの 心

STAGE CLEAR!


P「死ぬかと思ったが……お前たち意外とやるな!」

夏樹「あぁ、結構難しかったぜ……でも」

リーナ「この曲、すっごいロックです!カッコイイです!プロデューサーがこれにハマってたのも納得です!」

夏樹「おう!まだほかにもカッコイイのがあるんだろ!教えてくれよ、プロデューサー!」

P「お前たち……よし!これから毎日ゲーセンで特訓だ!」

夏樹&リーナ「おーっ!」


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P「今日もゲーセンに来たぞ!さて、本格的に始める前に、お前たちに一ついいものをやろう」スッ

夏樹「赤い……カード?」

リーナ「これ何なんですか?プロデューサー?」

P「これはe-passといってな、ゲームのデータを保存できるカードだ。ちなみに俺のはコレ」

リーナ「真っ白いですね。種類があるんですか?」

P「もちろん種類はある。あるが、これはその赤いe-passが擦れて塗装が剥がれたものなんだ」

夏樹&リーナ「(……ごくり)」

P「大変なこともあるだろう。伸び悩むときもあるだろう。けれど、そこを越えた先に見えるものがあるってことを、お前たちにも分かって欲しいんだ。そして、カードが白くなるくらいまで楽しんで欲しい」

リーナ「プロデューサー……私、頑張りますっ!」

夏樹「おう、やるからには限界突破だぜ!」

P「……よしっ!じゃあ二人にはまず緑ネを目指してもらうぞ。ギタドラにはスキルという上手さの指標があってな、数値ごとに名前の色が変わっていくんだ」

リーナ「へぇー、じゃあ緑ネっていうのはどれくらいなんですか?」

P「数値的には1000だが一般的な感じで言えば黒帯とか初段だな」

夏樹「なるほど、やってますって言えるレベルなわけだな」

P「そういうことだ。まぁそこからはさらに大変になっていくんだがな……」

リーナ「プロデューサーは銀と赤でしたっけ?それってどれくらいなんですか?」

P「銀は1400、赤は1300だな。さらにその上に1500の金ネがあるが、これはもはや人ならざるものの領域だから考えなくていい」

P「まぁ他にも色々細かいところはあるが、とりあえず基本から抑えていこう!」

リーナ&夏樹「おーっ!」

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リーナ「(そうして、私たちの音ゲーライフが始まりました)」

夏樹「プロデューサー、この長く繋がったヤツってどうやればいいんだ?」

P「オルタか?夏樹、お前ちゃんとアップも使ってるか?」

夏樹「アップ?」

P「Oh……ピックは下だけじゃなくて上にあげても反応するんだ。まぁ中には無理やりダウンだけで取るヤツもいるが、早いオルタが入ってくるとそうもいってられないからな」

夏樹「なるほどなー、そこら辺はホンモノのギターと一緒ってわけだな」

P「そういうことだ」


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リーナ「プロデューサー、黄色→緑→赤→シンバルが上手くできません!」

P「ロールかー。うーん、まぁ例えばさっきの順で1個ずつノーツがきたとしよう。リーナは黄色を叩く時どっちの手で叩く?」

リーナ「んー、私は右利きなんで右手からですかね?」

P「ふむ。じゃあ次の緑は左、赤を右、で最後にシンバルを左で取ったら……どうだ?」

リーナ「ちょっと体勢がキツい、ですね」

P「そういうことだ。自分の利き手だから、と考えなしにやるとその後が大変になってくるんだ。もちろんそのあとシンバルの連打がくるとかならそれでもいいんだがな。ノーツの個数を考えて、どちらから叩けばいいか考えるのも上達の道だ」

リーナ「なるほど……」


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夏樹「テッテテレレレ テッテテレレレ」


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リーナ「あさきの曲って蘭子が好きそうだよね」

夏樹「まずタイトルからしてな。『我が魂を震わす堕天した聖譜』(何この曲超カッコイイ!)とか言いそうだ。でも『Agnus Dei』は超カッコイイ。オルタ最高」

リーナ「ドラムは基本大変だからなぁ……ツミナガラはちょっとビックリした」

夏樹「あれはちょっと恐いな」


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リーナ「タイピかっこいいなぁ……ロックだよ……」

P&夏樹「(ロック……?)」


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夏樹「コーゾーの曲かっこいいな!」

リーナ「だよね!『Dragon Blade』(黄)とか最後できないけど途中のロールが超気持ちいいんだ!」

夏樹「アタシは断然『Aithon』だな!最後のオルタが痺れるんだよ!」


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P「セイヴァリトーサムチンポミー」


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夏樹「『10,000,000,000』いいよなぁ。96ちゃん好きだわ」

リーナ「あー曲は好きだけど譜面が苦手かも……『The Ascension』とかノれるから好きかも」

夏樹「それもいいなぁ。あとはセッションなら『三毛猫ロック』とかも気持ちいいな」

P「俺は『三毛猫JIVE&ジャイブ』が好きだぞ。ベースが楽しいんだ」


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夏樹「『four-leaf』マジロック」

リーナ「あれ作ってるのあさきなんだよ?」

夏樹「マジで!!!」


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夏樹「(そんなこんなを乗り越えて)」

リーナ「(私たちは緑ネまであとほんのちょっとまで上達しました)」

P「……むぅ、2人のスキル表を見ると大体やらなきゃならいのはやってるな」

リーナ「そうなんですよ!でも本当あとちょっとが上がらなくて……」

夏樹「あと1もないのにこんなに遠いとは思わなかったぜ」

P「それが音ゲーっていうもんだ。ふむ……よし、これで決めよう。俺もギターに入るから3人でセッションするぞ」

リーナ「はい!」

夏樹「おう!」

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P「なかなか上がらんな……よし、最後は『over there』だ!」

テーテテテテー テーテーテテテテー

夏樹「(すげぇ……プロデューサーのギター、まったくブレがないぜ!)」

リーナ「(プロデューサーに引っ張られるように、いつもより上手く叩けてるっ……!)」

夏樹&リーナ「(これが……セッション!)」

STAGE CLEAR! NEW RECORD!

夏樹「どうだ!?これならいったか!?」

テレレレレ [新しい称号:3段]

リーナ「……やりました。やりましたよプロデューサー!」

夏樹「よっしゃー!」

パチ パチ パチパチパチパチ

夏樹&リーナ「!?」

水ネ「おめでとう2人とも!」

柿ネ「よくやったな!」

夏樹&リーナ「じょ、常連さんたち!?」

ΩΩΩ < ワーオメデトウ!

リーナ「(みんな知らない人なのに……なんか、凄く)」

夏樹「(嬉しいな……)」

金ネ「いやーなんかスゲェ可愛い子たちがギタドラ頑張ってたからね、みんな陰で応援してたんだよ」

リーナ「か、カワイイ……///」

P「フッ、カワイイのは当たり前ですよ。まぁ何を隠そうこの子たちは現役のアイドルですからね!」

ΩΩΩ < な、なんだってー!

金ネ「じゃあ、マジモンのアイドルが音ゲーやってたのかよ!こいつはスゲェぜ!」

水ネ「しかもにわかじゃない、本気でやってる子たちってのは俺たちが見てきてるからな!」

柿ネ「音ゲーアイドルの誕生や!」

ΩΩΩ < ワー!

リーナ&夏樹「えっ、ちょ!?プロデューサー!?」

P「(計画通り……)」ニヤッ

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リーナ「こうして私たちは音ゲーアイドルとして有名になり」

夏樹「ゲーム雑誌のコーナーとか音ゲーの大会に呼ばれるようになって」

リーナ「さらには公式で歌まで歌っちゃったりするまでになりました」

夏樹「……ま、楽しいからいいんだけどな!」

リーナ「普通のアイドルとはちょっと違うけど」

リーナ&夏樹「だからこそ、ロックなアイドルって感じ!」

夏樹「よっしゃ、赤ネ目指してダリー、セッションしようぜ!」

リーナ「オッケー、なつきち!」

夏樹「一曲目は……」

リーナ&夏樹「『Rock to Infinity』だ!」


<終わり>

(書いた人: )

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