305開発部ログ / 305開発部ログ

―学食にて

小波「ヤクルト飲もうーっと！」

那子「小波って胃腸に気を使う必要のなさそうなタイプだよね」

澄「確かに」

小波「えー、ボクなんかバカにされてる？」

那子「いやいや、元気でいいなぁって話」

小波「そう？　まぁそれが取り柄だし！　じゃあ買ってくるねー」ﾋﾟｭｰ



澄「元気ですねぇ」

那子「いやまったく。午後の授業を考えるともう面倒で……あ、ところでさ。ヤクルトってカービィに出てくるあの飲み物に似てない？」



澄「『星のカービィ』ですか？　確かにあの体力回復アイテムに形は似てますけど……」

那子「あたしはあれヤクルト的な乳酸菌飲料だと思ってたんだー」

澄「え」

那子「え？」

澄「体力が回復するくらいだからきっとリポビタンとかユンケル的なのじゃないんですか？」

那子「えーなんかそれ夢がないよ、夢が！」

澄「でも乳酸菌飲料で体力回復します？」

那子「それはほら、カービィ飲み込むから！胃腸が大事なんだよ」

那子「（胃腸があるカービィか、キモいな……）」

澄「なるほど確かに…」

那子「（納得するなよ）」

ﾋﾟｭｰﾝ

小波「ただいまっ！って難しい顔して何の話してるの？」

那子「あー、小波はカービィに出てくる体力回復するあの飲み物ってなんだと思う？」

小波「あれ？　うーん……『ルートビア』？」

那子＆澄「ルートビア！？」

小波「あれ甘くて飲むと元気になるし、湿布のにおいがするからきっと体にもいいよー☆」

那子＆澄「そ、そっかぁー」

那子「（やっぱりこの子は…）」

澄「（どこか普通と違う…）」