しみったれた涙にさよならを

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20代も半ばを過ぎた。気持ち的には18の頃から変わってないけれど、ヒゲが伸びるのが早くなったり揚げ物がたくさん食べられなくなったり体はすっかりオッサン化してきた。

オッサン化してきたといえば、近頃ひとつ分かったことがある。

涙もろくなったのだ。



最近だと実家に帰省して一人暮らしのアパートに帰った時だ。
せっかくだからと早めの風呂に入って、かーちゃんの手料理を食べて。
ついこの間まではいつもの風景だったのものが、特別に変わってしまったのを実感した。

「気をつけろよ」「無理はするなよ」
家を出るときに掛けられたそんな言葉と、気がつけば白髪だらけになった両親の姿をルームミラーごしに見て
自分がどれだけ家族を愛していたのかが分かった。

帰りの運転は泣きながらだった。粒の涙が頬を伝う感触なんて何年ぶりだろうと思った。
今こうしている時も、両親はあの家で2人、寂しくテレビを見ていることだろう。
なんだかそれを思うと、現状を選択した自分を呪いたくなる。

もう一つ、最近というか今日の話。
時間としては3ヶ月ぶりくらいで、そんなに久しく会ってないわけじゃないけれど
大事な仲間と会って、楽しい3日間を過ごして帰る時。

駅のホームでお互いが見えなくなるまで手を振って、楽しかったこの日々を思いながら
席に着いたその後からがダメだった。ボロ泣き、というわけじゃないけどじわりと目の端が濡れてきて
そうしたら過去のいろんな楽しい思い出が一緒になって胸から溢れてきて、気がつけば泣いていた。

おかしいなぁ、昔は涙を流すのは恥だと思っていたのに、今はこうも簡単に出てくる。
自分はいつからこんなしみったれてしまったんだろう。本当にそう思う。
でもだからこそ、明日の、来年の自分がそうなっていないような未来を創るんだと強く思うことができた。

今日の涙を未来の力に。未来を明るく照らせるのはきっと自分でしかない。

2 Comments

  1. 土手沈 |

    トモシビ聴きながら記事読みました。
    曲が反則だw しかも文章も沁みます。
    私の記事が心に響くとありましたが、KOHさんの今回の記事は
    響くというよりは胸の奥深くに沁みこみますね。
    消えかけたトモシビが再び決意によって勢いを取り戻す。
    じわりじわりと。一歩一歩。あなたが期待してくれた自分を信じて僕もまた頑張らねばなりません。
    今回は会えませんでしたがまたいずれ会いましょう。

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    • KOH |

      日々色々と思うこともあるだろうけど、みんなが同じ方向を向いて頑張っていければいいよね。

      「俺が信じるお前を信じろ」だな!

      返信

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