夜のけんけんぱ

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俺のばあちゃんの家は昔製鉄で栄えた某町、といっても結構田舎なんだけど、そこに中学生の時夏休みで泊まりに行ったときの話。

田舎だから周りにコンビニもないし、テレビもローカル2局しかないからほとんど見るのが無くてしょうがないから早い時間、それこそ夜の8時くらいに寝てた。で、あまりにも早く寝ちゃったせいか夜の2時ごろに目が覚めた。

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PS6専用ソフト『魔王決戦』

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週代わり企画1周目
毛糸です
夏までは個人的にキャラクター強化シーズン
あと夏のイベントには音楽作ってCD出したいです
ドテチンも巻き添えで出したい
いや、出します

今回はキャラクターの魅力を出す練習にショートで一本書きました
遠慮なく批判、評価ください
むしろ全員強制でください

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人生の選択

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砂漠のど真ん中で、冒険者二人は途方に暮れていた。

「なぁ、本当にこんな所に宝なんてあるのかよ?」
「ああ!多分あるともさ!」

この繰り返し。失敗したな、と思った。


一攫千金の夢を語る男―
相棒の眼はキラキラと輝いていて、若かった僕はその眼を信じ、そして無為に、怠惰に流れていく生活と決別する
最後のチャンスであると奮起したのが始まりである。

「このまま普通に生活していって何が面白い!男ならロマンを求めるべきだろう!」

相棒の語り草だった。僕はいつも、そうだね、と誤魔化しの笑みを浮かべて思うのだ。
確かにその通り。嫌いな上司に媚びへつらって、好きでもない連中と酒を飲み、家では年を取って醜くなった女房に
愚痴られいびられ。そんなどこにでもあるような生活は嫌だった。もっと自分だけにしかないことをしたいと思った。
だがしかしあるかどうかも分からない宝を探すというのもいささか無謀なことだとも思っていた。
下手をすれば死ぬかもしれない。とんだ無駄足になるかもしれない。
背反する想いを胸に、あの時の、20代の僕は若さに任せて彼と同じように、不確かだが夢のある道を選んだ。

だが現実は甘くなかった。
凶暴な動物に始まり暑さや寒さといった自然の驚異に晒され、窮地に幾度となく陥った。
その度にもう諦めて帰ろうと思ったが、宝探しに危険は付き物だと笑う相棒の眼を見てまだ頑張ってみようと思った。
先に盗られていたこともあった。
悔しくて涙が出た。それでも相棒はよくあることだと寂しそうに笑って、次を目指していた。

正直、僕は限界だった。苦難の連続。楽しいことなど一つも無い。


僕は 諦めた


彼と別れて2年が経った。
仕事をした。家庭を持った。そこは思い描いた夢の生活とはかけ離れた灰色の世界だった。
それでも生きた。違う。死ぬ理由が、勇気が無かったから生きていただけで、半分僕は死んでいたんじゃないだろうか。

ある日、彼が死んだことを伝えられた。
行商人が傷だらけの彼を発見したそうだが既に手遅れで、死に際に僕宛の言付けを頼まれたと言う。

「宝は見つけた」

と言ったそうだ。満足そうな笑みを浮かべて死んだという。


町外れの小高い丘に彼の墓を作った。町が見渡せるここなら、多少は浮かばれるだろうか。
いろんな想いが去来するが、すべて流れていく。胸に残るのは一つだけ。

「なぁ この街で夢を諦めて流されるように生きる僕と、苦労して夢を叶えたがすぐ死んでしまった君。どっちが幸せだと思う―?」


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昔書いてたテキストフォルダを漁ったら出てきたヤツ。書いたのは2008年4月の朝6時。
今も結局どうなんだろうなぁとは思うんですが、考えてもどうしようもないことは放っておいて、やるべきことをやるのが一番だと思います。

他にも未完成なのとかがあるので、ちゃんと書き上げてうpしたいと思います。
みんなも書いちゃっていいんだからねっ!ライターとかなんとか固定化する気はないし、思うようにやろうぜ!

夜中の来訪者

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「なぁ、アイス食わねー?」

「いいよ。俺チョコモナカジャンボで」

「オッケー。んじゃコンビニ行ってくるわ」

「頼むわ。あ、ちょっと待って」

――ゴウン ゴウン ゴウン  チーン

「上の階で止まったみたいだな。今ならすぐだ。早く行け」

「……角部屋って大変だな。夜とかうるさそうだ」

「ドア開く音とかも聞こえるけど慣れればどうってことないよ。それよりほら、早く行けよ」

「お前どんだけアイス食いたいんだよ。そんなに食いたいなら自分で行けよ」

「あぁ?」

「はいはい分かった。んじゃ行ってくるわ。一応夜だから鍵かけとけよ」

――ガチャリ ゴウン ゴウン ゴウン チーン

「今のうちにトイレ行っとこう」

……

――ゴウン ゴウン ゴウン チーン ピンポーン

「俺だぜ!」

「早いなおい。今鍵開けるから」

―― ガチャリ

「久しぶりにダッシュしたら疲れたわ」

「そこまで急かしてねーよ。で?アイスはどこだ?お前手ぶらじゃねーか」

「ふっふっふ。ここだァ……」

「なんでわざわざ服の内側に入れてんだよ!溶けるじゃねーか!」

「え、ほら、走るとき邪魔だったから」

「お前はバカか」

「わっはっは」

ピンポーン

「んっ?」
「えっ?」

「夜9時に来客って変だな。N○Kの集金か?」

「おい待てっ!出るな!」

「なんだよそんな大声出して。居留守も使えねーじゃん」

「そんなのいいからっ!お前気付いてないのか!?」

「何にだよ?」

「エレベーターの音がしたか?フロアの扉が開く音がしたか?」

「えっ」

「だから、そ こ に い る の は ど う や っ て き た ん だ よ ?

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アロルノさんの漫画に触発されてホラー系をいってみました。
今回はあえて会話(SEは入ってますが)だけでやりました。感想あればオナシャス

youも体操しちゃいなyo!

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トミー氏のご紹介、「物語の体操」やってみたらすごい楽しい!
Dropboxに突っ込んでおくので暇なら見てくだしあ
こういうのガンガンやって行きたいですね
こんな適当な記事書いちゃっていいのかしら
コメントでよくね?って思ったけどまあいいよね
テンション上がっちゃったんで許してください


※業務連絡です
ツイッターはじめました
あと開発部とブログが掛かっていることにやっと気付きました

物語を作りたいあなたへ

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やる夫が小説家になるようです ――やる夫ブログさま

お話を作りたいけど、設定が浮かばない。
そんなあなたには上のスレで出てくる『物語の体操』にチャレンジ!

詳しくはスレの途中に出てくるので割愛しますが、いちいちカードを作らなくてもいいようにどこかの素晴らしい方がメーカーを作ってくれてました。

『物語の体操』やる夫のあらすじメーカー

というわけで、自分の可能性を広げるためにもこういうのにチャレンジしてみたらどうかな?という提案です。
例として昔自分と友達が考えたヨサゲなのをとりあえず3つ紹介。感想あれば嬉しいな!

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