今この漫画が熱い!『FRINGE-MAN』(フリンジマン)

BY IN 雑記・日記 3 COMMENTS

フリンジマン(1) (ヤングマガジンコミックス)

フリンジマン(1) (ヤングマガジンコミックス)
posted with amazlet at 13.12.11
青木 U平
講談社 (2013-12-06)
『オハヨウゴザイマス』の後に
 アナタの名前を呼ぶ女は
  間違いなく『愛人の原石』です

青木U平先生が現在週刊ヤングマガジンで連載中の『FRINGE-MAN』(フリンジマン)が個人的にキてます。

テーマはずばり『愛人』という、あまり類を見ない非道徳的なモノ。とは言っても人間交差点や黄昏流星群的な(注:イメージです)恋とか愛とかが主軸ではなく、あくまで『愛人を作る』というところに重きを置いているギャグ漫画。オススメです。


ストーリーは冴えない3人組(内未婚者1人)が愛人の作り方を教えてもらうべく、人呼んで愛人教授(ラ・マン プロフェッサー)に教えを請うところから始まります。教授により愛人の何たるかを知った3人(+教授)は『愛人同盟』を結び、それぞれ愛人を作るために動き始めます。

この度ようやく発売された1巻(多分2巻途中まで)では、小心者の田斉がメインとなっています。しかし「注文と違う髪型でも言えない」「キモいと思われたくなくて女性の胸を見られない」という典型的日本人の彼は、愛人の原石を見つけるも罪悪感から諦めようとします。そこで教授が口を開きます。

少し手をのばせば手に入る オトナに許された悦楽を
それをみすみす逃してしまうなんて……
そんな人生 私は悲しくてやりきれない……

たった一度きりの人生
思い残すようなことがあっては 無念すぎやしませんか?

いや確かにその通りだけども!愛人作りにおいてこう言っちゃう教授がもうかっこよすぎてたまりません!

田斉はこの言葉に心を動かされ、また愛人作りに勤しむわけですが……そこには数々の困難が待ち受けているのです!

漫画なのでご都合主義的にどうにか解決していくことはそうなんですが、解決に至るその愛人同盟のやり取りがこの漫画の魅力です。この「次どうなるんだ!?」感は『土竜の唄』に通じるものがあります。これはぜひ読んで体感して欲しいですねー

絵は全体的にそんな上手い!という感じはありませんが、女の人は妙に色気があります。あと映画・野球ネタが多いです。

ここ最近は面白い漫画が多いですが、その中でも本作は個人的にイチオシ。『愛人作り』というところに引っかからず、純粋に真面目に馬鹿をしてる彼らを見て笑う程度の気持ちでぜひ一読して欲しいです。むしろ俺が買ってやるから読んで欲しいレベルにイチオシです!

(書いた人: )

3 Comments

  1. 生涯ぼっち |

    子供の頃友達とあえて危険なことにチャレンジしたり、大人の目を盗んでこそこそと何かする。この漫画の登場人物がやってることはそれと同じことなのかなと思ったりします。だから愛人というアダルトな題材を扱ってるのにも関わらずどこか懐かしく感じてしまう。
    大人になっても仲間とバカをやれる。これほど楽しいことは無いですね。

    とかまあ書きましたが単純にこの漫画面白いですよね。続きが気になってハラハラドキドキしますよねほんと。

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    • KOH |

      コメントありがとうございます!

      なるほど確かに、子供の頃エロ本スポットを発見して共有の秘密にしたり、友達のデートをみんなで尾行した時のような感覚に通じるものがありますね!それを結婚したいいオトナがやってる、っていうのが面白いんですかね。現実ではなかなかこうは吹っ切れないので羨ましいですね…

      久々に声を出して笑う漫画だったので毎週欠かさずにチェックしてますよ。今の教授の話も気になる…!

      返信
  2. アロルノ |

    この絵柄で愛人が主題とは…「うそつきパラドクス」を最近読破した
    身としては、もうそれだけで読みたいですね。今度探してみます。

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